年末年始でゴロゴロしすぎてしまった方

年末年始、当院は急性の腰痛や頚部痛の患者さんが増えます。
原因に多いのが、ゴロゴロの時間が増えた人が急な動作で痛める事です。
また、寝過ぎて体調不良を訴える患者さんも非常に増えます。
そもそも、人は二足直立歩行をする唯一の動物です。歩くことで人の体が出来上がります。
猿から進化した私達人間は、二足歩行を達成することにより、脳を大きくすることができました。ということは、子供の頃からしっかり歩いていないと、どれだけ勉強しても脳の成長に乏しいので思った結果を得ることができません。
まずは歩かせることが何よりの教育です。
要するに、人は沢山歩いて、この骨格形状を獲得したのであり、歩かないと骨格バランスを崩すのも当たり前なんです。だから、当院では診療の要に歩行推進活動を行なっています。
これが、これから患者さんが障害しない体を得るための何よりのアフターフォローになります。
従って、何時間も歩かずにゴロゴロしていると、骨格バランスを容易に崩してしまうことになり、ギックリ腰や寝違えの原因になります。
人間は常に積み重なる力(重力)の元で成長してきた動物です。ヒトの体は重力を利用して成り立っている訳です。積み木の様に連接している背骨は横になっている時に1番不安定な状態になり、バラバラと崩れてしまいます。
だから、ある程度の歩行時間をとって真直ぐな力を背骨にかけないと、バランスを崩してしまいます。
背骨は歩いた時の振動で不規則になった背骨が元通りになるようにメカニズムされています。
ただし、24時間歩き続けることは出来ません。だから横になり、朝起きて活動して解消する。
これを、人間は繰り返して、健康的な体を作っていきます。
よって、適度な散歩と睡眠、そして心のリフレッシュをなくして健康はありえません。年末年始で寝過ぎた方は散歩をしてみて、体の変化を感じてみてください。
同じような症状でお困りの方は、是非1度ご相談してください。