浮腫の悩み解消法

浮腫に悩む方は多いと思います。
実際、患者さんから治療中に
『浮腫ってどうすればいいのですか?』などの質問を多々受けます。
では、なぜ浮腫んでしまうのか?それは重力が大きく関わっています。
人間の身体はほとんどが水分でできていますが、それはビニール袋に水分を60%入れた状態と似ています。水分は袋の下の方に溜まりますが、袋の下を握ると水分は上に移動して上部が膨らみます。
これは人間も同じで、人も重力上にある物体なので、
何もせず立っていたり座っているだけでは、
水はどんどん下肢に集まり、水分が足元に溜まっていきます。
逆に両脚を積極的に動かしていると、水分は身体を駆け巡り、代謝が良くなったり、浮腫が取れていきます。また、浮腫は悪化すると下肢静脈瘤になり、血管が膨れて、液溜まりを作ってしまいます。
では、どうすればよいか?
両脚には、ふくらはぎがあります。これはポンプ機能を持っており、筋を収縮させる力で上に汲み上げてくれます。左右交互にテンポよく絞り上げることで体内の水分は循環を繰り返します。
つまり、歩行や、ふくらはぎを使った運動が大切になります。
ウォーキングは、浮腫がとれるだけでなく、
身体の歪みも徐々に整っていくので、健康には有効な手段です。
また、ウォーキングをする時間がない方は、
当院にあるストレッチボードを使用して、ふくらはぎに刺激を与えることも可能なので
是非試してみて下さい。